子供へのちょっとしたプレゼントに本を贈りたい、と思ったことありませんか?
我が子は冬生まれなので、誕生日、クリスマス、お正月が一気に来てしまいます。イベント時におもちゃばかり集まってしまうと収納できないので、プレゼントに本を入れることがよくあります。
我が家のサンタさんは毎年プレゼントに本を入れてくれるのですが、中でも本大好きの娘が大喜びして、何度も読んでくれた、すごろくやさんのゲーム絵本「だいぼうけんにでかけようシリーズ」を紹介します。
読むたびにストーリーが変わるので、うちの子供たちはどハマりして読んでいました。(現在小1の息子はいまだに読んでいます。)
A4バインダーくらいのサイズ感なのでやや嵩張るという難点はありますが、丈夫ですし1冊で長時間潰せるので、帰省や旅行のお供にもおすすめです。
だいぼうけんにでかけようシリーズ概要
- タイトル:だいぼうけんにでかけようシリーズ
- 既刊:5巻
- 「どらごんをさがしに」
- 「フォボスのほしめぐり」
- 「アトランティスのはっけん」
- 「たいようの大地」
- 「はちゃめちゃバトルレース」
- 値段 2940円(税込)
読者の選択によってストーリーが変わるいわゆるゲームブックはたくさんありますが、幼児〜低学年向けのものってそんなに多くないですよね。
だいぼうけんにでかけようシリーズは全てひらがななので、未就学児から小学校低学年まで読むことができます。
5冊出ているのですが、我が家には「ドラゴンをさがしに」と「フォボスの星めぐり」の2冊があります。本記事では「ドラゴンをさがしに」を中心にレビューします。
あらすじ
【ドラゴンをさがしに】
今日は、生まれてからずっと暮らしてきた村から出て、ドラゴンを探して我が家にお迎えするために旅立つ日です。 はたしてドラゴンを連れて帰ることはできるのでしょうか?
すごろくや「どらごんをさがしに」物語紹介文
【フォボスのほしめぐり】
宇宙で事故にあい、帰れなくなってしまった大切な友達、ビーボを助けにいきましょう!
ちいさな宇宙船「フォボス」の船長として、無事に友達を救うことができるのでしょうか?
すごろくや「フォボスの星めぐり」物語紹介文
キャッチコピーがすごくよくて、「きみがえらぶ、きみだけのものがたり」「何をするのも、きみしだい」なんですよ!エモくないですか。このコピーが素敵すぎて買ったと言っても過言ではないです。素敵さが溢れてる。
ゲーム絵本の遊び方
開いたところはこんな感じ。
四隅にダイヤルがついていて、キャラクターを選ぶ、作中で手に入れたアイテムをセットする、自身の状態を記録する、などができるようになっています。
最初はキャラクターを選び、アイテムは持っていない状態でスタート。
選んだキャラクターや持っているアイテムによって進むべきページが変わります。例えばリナを選ぶ場合はリナの顔が見える状態にしておきます。
ページを開くとこんな感じで三分割されています。
どこにいくかを自分で選択するシステム。
「こなひきのおばさんにきいてみる」を選ぶ場合、一番上のページだけめくります。
ここで自分がどのキャラクターかによって相手の反応が変わる仕組み。
こんな感じでストーリーが進んでいきます。
また、途中でアイテムをゲットすることもあって、アイテムが手に入ったら指定されたダイアルを回してアイテムをセットします。
ちなみに、子供向けですが、ゲーム絵本なので、失敗しちゃうこともあります。
うちの子は失敗したところまで戻ってやり直す、を繰り返して力技でクリアしてました・・・。親としてはコスパを考えちゃうんで、最初から読み直して欲しいんですけども。
ただ、失敗してもあそこであれがあれば!次はこのアイテムを手に入れよう!みたいに子供なりに対策を練って挑戦することができて楽しそうでした。子供なりにPDCAを回しつつ遊んでましたね。
すごろくやゲーム絵本の感想・レビュー
良いと思ったところ
- ストーリーが変わるので、何度も読みたくなる
- アイテムを手に入れてセットして、という流れがRPGゲームをしているみたいでワクワクする
- デザインとキャッチコピーの秀逸さ
- ビニール加工されていて丈夫
プレイするキャラクターを選べるので、娘や息子はキャラクターを自分に当てはめて楽しんでいました。このキャラ、自分に似てない?とキャラクターになりきって遊んでいて微笑ましかったです。
ストーリー自体は途中なんどかで合流して必ず同じページに到達するのですが、そこまでの過程が違うとアイテムや自身の状態(怪我の状況など)が異なるため、その後の展開はまた枝分かれします。いわゆるゲームブックの場合収束してしまって結果が変わらない、とか状況を記録するのが面倒とか大変なところがあるのですが、このようなゲームブックのややこしさやめんどくささをダイヤル式のギミックで回避しているのがさすがだな、と思いました。
なにより、アイテムをセットする、というギミックが単純に面白い。本を読んでいるのに自分に選択権がある、というのは子供にとって新しい体験だったようでとても良かったです。
ストーリーは毒がなくて、可愛い話なのですが、崖を登ったり、洞窟に入ったりとハラハラする場面も多く一緒に読んでいて大人も楽しめる良作だと思います。
ストーリーや選択肢の多様性から、読み聞かせしていても飽きないのが個人的には嬉しかったです。(毎日同じ絵本を読み聞かせって飽きますよね・・・)
この手の繰り返し遊ぶ絵本で地味に重要な堅牢さですが、「だいぼうけんにでかけようシリーズ」はビニール加工された丈夫な紙なので、子供が引っ張ったり多少雑に扱っても破れなくてよかったです。我が家のように二人できょうだいで読んでいると取り合いになって破ける、ということがあるのでこれはありがたい。
また、加工のおかげで落書きされちゃっても比較的消しやすいのもGOOD!
イマイチなところ
基本的に不満のないお気に入りのシリーズなのですが、あえて難点を挙げるとすれば、途中から始めるのがちょっとだけ面倒ということです。
一般的なゲームブックと比べると遥かに楽、ではあるのですが、ダイヤルがずれちゃったりページを閉じてしまうとよくわからなくなったりはします。読む時は一気に読み切ってしまうのがおすすめ。
また、普通の絵本と比べるとややお高いですね。とりあえず1冊買ってみて子供がハマったら増やしていくのがいいかなと思います。
プレゼントにもおすすめ
デザインが可愛いし、その辺の本屋さんでは買えない珍しさもあって、出産祝いで友人にプレゼントしたこともあります。
珍しく、人のプレゼントと被りにくいので喜ばれますよ。
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