最近、陰山先生の書いた「新・お家学習戦略」という本を参考にうちの小学2年生の家庭学習を見直しています。
ざっくり春休みに勉強を先取りして、あとはドリルを繰り返しやって定着させよう、という考え方で、まずは各単元を理解し、次の春休みまでは問題を繰り返しやって染み込ませるというものです。
我が家では夏休みに2年生の単元を総ざらいしたので、今は繰り返し学習を進めています。
色々なドリルをやらせたのですが、今日は繰り返し学習におすすめな「ギガドリル」シリーズをレビューします。
これは「ギガ」の名の通りボリュームたくさんでコスパ良し、色々な仕組みで繰り返し学習がとっても楽チン!今一番推しのドリルなので気になったら試していただけると嬉しいです。
我が家ではギガドリルは計算と漢字を使っていてどちらもおすすめですが、特に計算が良かったので、そちらについて紹介したいと思います。
ギガドリルシリーズについて
ギガドリルシリーズは文英堂から出ているドリルシリーズです。問題量が多く、何度も解くことで知識の定着を図ることを狙いとしているように思います。
特徴は下記の通り(公式HPから説明を引用させていただいています)
① 問題回数ギガ増しドリル!1年間で学習する内容が,この1冊でたっぷり学べます。
② スマホでサクッと! らくらくマルつけシステムスマホ・タブレットで紙面のQRコードを読みとって,その場ですぐに解答チェック。
③ キリトリ式プリント!1回分を1枚ずつ切りとって使えるので,学習しやすく,達成感も得られます。
④ がんばりチェックシールつき!1回分が終わったら,巻末の「がんばりチェックひょう」に,ごほうびのシールをペタッ!
⑥ 「答え」のページはていねいな解説つき!解き方,考え方がしっかりわかる「ポイント」がついています。⑦ 表紙抗菌加工で安心!SIAA認証フィルムを使用しています。
文英堂公式HPのドリル紹介ページより引用
レベルとしては、基礎〜標準くらいなので、子供が一人でもサクサク解きすすめられるレベルです。
特徴は色々ありますが、私が気に入っているポイントは以下の通り。
- 問題量が多いのでたっぷり問題を解ける。前83回!1日2ページやっても1週1ヶ月以上使える!
- 裏面に同じ問題があるSAPIX方式のテキストのため、繰り返し学習しやすい。
- スマホでQRコードを読み取ると、回答のページに飛ぶことができて、回答ページがものすごく見やすい!
詳細詳しく説明していきます!
ギガドリルおすすめポイント!
とにかく問題量が多いので繰り返して定着させるのに最適
「ギガ」ドリルといういうだけあって、他社のドリルと比べると問題量が多いです。またA4サイズで大きくかけるので字が汚い低学年男子にも最適!
計算ドリルは83項目あります。また、計算も単純な足し算引き算掛け算だけではなく、子供が苦手にしがちな単位を含んだ計算もしっかり含まれているところも高ポイント!
2年性だと、水のかさや長さ、大きい数などの計算も復習できるのでめちゃくちゃいいです。
また、ドリルの中でもスパイラル学習ができるようになっていて、前の単元の復習問題が常に入っています。出会った回数が記憶の定着にはすごく大事なのでここは嬉しいポイント。
定期的にパズル的問題も含まれているので、パズル好きの息子は嬉しそうです。パズルは思考力を高めるのにも良いので、ちょこちょこ入っているのは嬉しいです。
1回分のボリュームはだいたい10問程度。目標時間20分になっていますが、5分程度でできちゃうレベルだと思うので、1日2ページくらいやらせています。
息子は本人の希望で算数パズルのドリルもやっているのでこの量ですが、計算だけならもっとやらせてもいいかもしれません。(子供があきない程度に)
ただ計算は全ての基礎になるので、1日1ページは絶対やらせるようにしています。
例えば計算の正解率が8割だとすると、今後特殊算の問題にチャレンジしても、最大8割しか取れないことになるので、計算力向上は低学年からしっかりやっておくべきだと思っています。基礎大事。
裏面に同じ問題があるため、コピーして定着するまで何度も解き直しが可能
ドリル代もバカにならないので、基本的にドリルは2〜3周はさせることにしています。以前ご紹介した通り、裁断してコピーしたものを子供にやらせていたのですが、ギガドリルは、表面と同じ問題が裏面にも掲載されています!
SAPIXの算数のテキストも同じ問題が2ページ分あるのでコピーが楽でいいなと思っていたのですが、ギガドリルも同じ方式!便利!
しかも、一枚ずつ剥がれる仕様なので、1回目は普通に解いて、2回目はスキャン&コピーができます。裁断の手間がないし、1回目普通に解いて、その結果からやり直した方がいい問題を厳選することもできるしでめっちゃいいです。
フルタイムで働いて、4年生のSAPIXの対応して、2年生の家庭学習も、ってなると本当にちょっとの手間でも削減できたら嬉しいので、この仕様は助かります。
ただ、1枚ずつ剥がせる仕様のため、剥がす気はなくてもはずれてきたりするので、そこは注意が必要。
特に漢字は前の学習を参照したりするので、結構パラパラ外れてきます。
剥がしたプリントはクリアファイルに入れて無くさないようにしておく、とか数単元貯まったらまとめてスキャンするなど工夫は必要です。
私はクリアファイルに入れてある程度溜まったらスキャンしています。
QRを読み込んで表示させる回答が秀逸!マルつけがラク!
ギガドリルにはQRコードが付いていて、ここを読み取ることで、問題に回答が入ったページを開くことができます。
QRを読み込むと、下記のように回答ページを開くことができます!(iPhoneの画像なので見切れていてすみません。横スライドで全部を見ることができます。
大抵のドリルは答えだけ書いてあるものが多いと思うのですが、丸つけの際に対応を取るのが地味に面倒ですよね。
そんなとき、問題に答えが書き込んであるタイプの回答が容易されているのは嬉しい!また、回答ページではなく、QR読み取り式なので、回答ページを探す手間も削減できていいことづくめです。
おすすめのギガドリルの使い方・使い始めるタイミング
陰山先生の先取り学習方式を実践するのであれば、いきなりこれを始めるのはおすすめしません。
本体に説明が付いていないので、各単元の内容は理解している子が知識を定着をさせたり、筋トレ的に計算をこなすのに使うのが主目的のドリルだと思います。
各単元の理解のサポートや、先取りを終わらせるには説明がしっかりしている薄い問題集を数冊する方が効果的だと思います。ちなみに、うちの小学2年生は先取り学習には下記の2冊を使いました。
ギガドリルは問題が多いですし、本体に説明はないので、繰り返しフェーズに入ってから使うのがおすすめ。
全体を復習できるような薄めのドリルや、考え方のついたドリルを数冊こなしてから、繰り返し学習で定着させる用途で使うのがおすすめです。
先取りをしない場合に、学校のサブ教材として使うのにも向いていると思います。
また、難易度的には低めなので、算数大好き!もっと難しい問題に挑戦したい!というお子さんには物足りないかも。あくまで計算力を高めて、学校のテストで満点が取れる、くらいのレベル感のドリルだと思います。
高難易度の問題をやりたいお子さんはハイレベをやりましょう!(でもハイレベをやるにしても、筋トレ的に計算ドリルはした方がいいと思います。)
まとめ
ギガドリルの紹介をしました。
- 豊富な問題量
- スパイラル学習に向いている誌面構成
- QRによる楽チン回答
- 後半ページが外れてくるので無くさないように保管しましょう
- 難易度はあくまで標準まで。高難度をやりたい人は別のドリルを用意すべし
問題量やスパイラル学習については親の工夫と努力でなんとでもなるのですが、QR答案は全てのメーカーが採用して欲しい便利機能だと思います。
総合的に見て、序盤の繰り返し学習には最適だと思います!
参考になれば嬉しいです。
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