世のリモートワーカーの皆様。
リモートワークって環境整備が大変じゃないですか。子供が帰宅したら学校や塾の宿題を見ないといけないし、でもダイニングテーブルで子供を見ながらの仕事も結構疲れるし。
そこで、子供と並んで仕事ができるデスクが欲しい!とずっと探していたのですが、おきたい場所にジャストサイズのデスクってなかなかなくて。
また、普段リモートワークでずっと机の前にいるので、素材や大きさ、質感にもこだわりたい!
色々調べたところ、机のDIYは難易度が低くて初心者向きっぽかったので、思い切って子供と使える作業机をDIYしてみました!
子供がいない時は広い机を使って仕事も捗り、造作家具みたいな昇降デスク。
とにかくめちゃくちゃ気に入っているので、紹介させてください!
親子デスクについて
我が家は普通の3LDKマンションで自室がないため、私は寝室の脇で仕事をしています。そこで、今回は寝室の机を置いている壁の幅185cmに合わせてデスクを作りました。
造作家具のような出来あがりで大変満足です。長さがあるので、写真のように子供を横に座らせて勉強を見てあげるのにもピッタリです!
元々、夕方子供が帰ってきてから勉強を見てあげたかったのですが、夕方は会議があったり、その日の残りの仕事を片付けたりで結構忙しいというのが悩みでした。
夜になると子供も疲れ切っていて勉強するモードではなくなりますしね。
ダイニングテーブルで仕事しながら勉強を見れるように、モバイルモニターを導入したりもしているのですが、やはり、ダイニングテーブルでは机の上よりは作業効率が落ちる。
最初は親子デスクで世間で売られているものを調べたのですが、大体幅100cmくらいのものを2つ並べるのが多く、私の寝室の作業エリアの幅185cmにははまりませんでした。
そこで、天板と脚を別々に買って、部屋の幅ジャストの親子デスクを作ることにしたのでした。
親子デスクをDIYするために買ったもの・必要なもの
天板:マルトクショップでウォルナットの天板を購入
机のDIYをしている人はもれなくここで購入しているようでしたので、私も先人に倣ってここで購入しました。
さすが皆さん使っているだけあって、めちゃくちゃ良い仕上がりでした。
塗装前のウォルナット天板はこんな感じ。大きいのでベランダで作業しました。
事前にサンプルを取り寄せてみて、ウォルナットの無垢材がとても良かったんですが、反りにくさでいうと集成材の方がいいとのことだったので、ウォルナット集成材にしました。
サンプルは数百円で取り寄せられるので、気になる方はぜひ。
長さは厚さ30ミリ奥行き60センチ幅185センチにしました。
また4辺すべてに糸面+磨き加工を追加しました。角ばったデザインが好きですが、無加工の角が手に当たると痛いので・・・
費用削減のため、塗装や加工は最小限にしましたが、場所を指定すれば穴あけや鬼目ナットの設置、塗装までやってくれるので、本当にお手軽にDIYできますよ。
脚:Flexispotで昇降デスク脚を購入
最初はかなでものとかの普通の脚が素敵だなと思っていたのですが、子供と使う場合、高さ調節できた方がよさそうだし、スタンディングで仕事するのもいいかもしれないと思って、昇降デスクにしました。
昇降デスクはこれまたやっぱり皆さんFlexispotで買っているようだったので、先人に倣って購入。
定期的にセールをしているし、毎月11日は11%オフになるので私も11日のセールで買いました。定期的にセールをしているので要チェックです!
モデルがいくつかありますが、女性の場合、男性より身長が低く、座位で使う時に低くできるモデルがよいです。
安いモデルは最低の高さが結構高いため、女性なら、E7、E7proまたはE7Hあたりがよいとのこと。
私はモーターが足に当たらないコの字方のフレームで、かつ揺れないしっかりしたデスクが良かったので、E7Hにしました。
その他:塗装用のオイル
無垢材の板を買うので、塗装はしっかりやりたいところ、こちらもネットで調べて評判の良かったワトコオイルを買いました。比較的、安価な上にむらにもならず初心者でも簡単に塗装できます。
ウォルナットの色味を活かしたかったので、クリアを選びました。大体200mlで今回の机の塗装で使い切れるくらいでした。
他にも使いたい場所がある場合やもう少し大きいデスクを作りたい場合は2つ買うか1リットルの方を買ってもいいかもしれません。
タモやアカシアなどの色の薄い木を買って、好きな色味のオイルで塗装するかたも多いようです。オイルだと色付きでもそれほどムラにならず綺麗にできるようですよ。
工具や細々したもの
オイルを塗るためのハケやウエス、濡れた状態でやすりがけするための耐水のサンドペーパー(400番)なども購入しました。
ウエスはタオル地ではなくて、Tシャツみたいな目の詰まったものが良いです。Tシャツをカットしたものでも代用できますよ。
やすりがけはハンドサンダーがあると楽です。私は上記のクリップタイプのものを使ってます。
ない場合は木材の切れ端とかに巻きつけると安定してやりやすいです。
ハケは大きめだったらなんでも良いです。
ただ、やってみて思ったのですが、ハケはあれば便利だけどなくてもいいかも。途中からめんどくさくなって、オイル垂らしてウェスで伸ばしたんですが、特に問題なく大丈夫でした。
でも、子供と一緒に作業するならハケはった方がいいですよ。オイルが手につくと大変。
私はやすりがけを手作業でするのが面倒だったのでサンダーを追加で買いました。工具はAmazonさんが定期的にタイムセールをしているので、半額くらいで買えました。
変速機能と、吸じん機能がついていればなんでもいいかと思います。掃除機持ってるならマキタとかもおすすめ。
あとはなんでもいいので320番くらいと400番くらいのサンドペーパーを買うべし。
また、天板に穴を開けてもらわない場合はドリルや、電動ドライバーが必要になります。
そこまで高くないもので良いですが、ウォルナットは硬いのである程度パワーのあるものがおすすめ。
昇降デスクの作り方
天板を塗装する
ワトコオイルの公式サイトに載っているやり方や先人のブログをみて下記のやり方で塗装しました。
- 天板を320番のやすりで軽くやすりがけし滑らかにする
- オイルをハケでたっぷり塗る
- 15分〜30分ほど置いて、ウェスで拭き取る
- もう一度オイルを塗る
- 塗れた状態で400番程度の細かい耐水ペーパーでやすりがけをする
- 24時間以上乾かしたら完成!
まずはサンダーで320番やすりで全体を軽く削ります(写真撮り忘れた)
その後ワトコオイルを満遍なく全体に塗ります。全然ムラにならず塗りやすい。
しばらく時間を置いてから、拭き取り、2回目のオイル塗装&乾く前に研磨(ウェット研磨)。この時はハンドサンダーで400番のやすりを使って丁寧にやりました。
完全に乾いたところ。結構色味も変わってウォルナットの良い色味が出てきました。
この後24時間以上乾かせば完成です。外に置いておくのは不安だったので、壁に立てかけて乾かしていました。
足をつける
基本的にはFlexispotの説明書通りにつけていけばOKです。
机を裏返してパーツをつけていくのですが、注意点として、完成後の向きを考えて組み立てましょう。ひっくり返した時にそのまま机として使える向きで組み立てることが重要です。
下記の写真の場合、奥の方のパーツが手前に来るように組み立てます。(ちなみに、マルトクショップのウォルナット天板の裏側は白木部分も入っているのでまたちょっと違った印象があります。)
また、ネジをいきなり打ちこむと失敗しやすいので、まずはドリルで下穴を開けましょう。(貫通しないように注意!下記の写真のようにマスキングテープなどでドリルをマーキングしておくと良いです)
鬼目ナットを埋め込んでネジがハマりやすくしたりする方法もあるそうなのですが、ウォルナットは硬くてしっかりした木なのでなくても大丈夫とのこと。
柔らかい木を使いたい場合は自分で鬼目ナットを埋めるか、マルトクショップで事前に加工してもらうのがいいと思います。
完成したデスクはこんな感じ!
(完成後すぐモニターアームを設置しちゃったので、机だけの画像がなかった・・・)
座った時の高さ。
立った時はこんな感じ。会議中に運動しようかなと思ってステッパーを導入しました。また、使ってみて良かったら紹介しようと思います。
まだケーブルマネジメントできてなくて、ケーブルがうるさいのですが、こちらもおいおい綺麗にしていく予定!
昇降デスクDIYの注意点
女性一人でやらないこと!男性一人ならいけるかもしれませんが、机をひっくり返す時などは壁を傷つけるリスクを避ける意味でも2人以上でやりましょう。
女性一人だと昇降デスクの組み立ては大丈夫かもですが、天板の移動と完成後にひっくり返すのが大変です。
集成材とはいえ、天然木の天板ってめっちゃ重いんですよ。私の買ったウォルナットの天板は19kgありました。ベランダで塗装したのですが、一人で傷つけず運ぶのが無理すぎたので、2人で運びました。
しかも昇降デスクも立派なモーターがついているので、30〜40キログラムほどあります。こちらはパーツが分かれているのでパーツ自体を運ぶのは一人でできるんですが、机に設置してからひっくり返すのは一人では無理な重さです。
また、移動するのも大変なので、カグスベールのようなものを使うのが良いですよ。(4箇所に必要なので、2個入りを2個買えばOK)
純正でキャスターも売っているのですが、キャスターの分高さが高くなってしまうので、女性の身長で使うのはちょっと使いにくくなりそうです。
カグスベールを挟み込んでおけば押したり引っ張ったりで簡単に動かせるので便利です。
費用概算
天板が5万円弱、足が5万円強、その他オイル、工具や小物で1万円程度、だったので、大体10万円前後で作成できました。
それなりにお値段しますが、個人的には大満足です。
部屋にピッタリサイズの185センチの昇降デスクで無垢材(集成材)のものってなかなか売ってないですし、市販の無垢材の家具ってめちゃくちゃ高いですからね。
オイル塗装してあるので子供が落書きしたりしても削ってまたオイルを塗ればすぐ元通りになりますし。
また、天板の木材をちょっとお安い、ゴムやタモ、アカシアにするだけで天板のお値段半分以下になったりしますので、その辺で調整できるのもDIYの良いところ。
また、木材に拘らない&一般的なサイズでよければ、Flexispotでも天板を出していますし、イケアなどでもDIY用の天板を買うことができます。
1m幅くらいの小さいサイズなら9000円くらいからありますし、サイズが合えば無垢材も選べます。
昇降デスクレビュー:ものすごく快適!リモートワークなら間違いなくおすすめ!
全体的に大満足の仕上がりでした。
元々家具はオイルフィニッシュの無垢材が好きだったので、デスクも好きなように作れて大満足です。
昇降デスクにしたことで微妙な高さ調整が簡単にできるのも良かったです。椅子で調節しても良いのですが、やっぱり机の高さを変えられた方が何かと便利です。
特に子供と使う場合、椅子は固定でも机を下げることで子供にちょうどいい高さにできるので利便性高いです。
子供が帰ってきたら、横で宿題をさせつつ仕事ができるので利便性も高いです。
子供が消しゴムかけをする時などの揺れが気になるかなと思ったのですが、さすが重量級のデスクだけあって気になるほど揺れたりはしませんでした。
ただ、子供が勉強するとケシカスが散るので、ケシカスクリーナーはマストですね。。。
いかがでしたでしょうか。
DIYは割とハードルが高いと思うのですが、やってみたら意外とすんなりできましたので、机のDIYお勧めです!(ただし、女性は2人以上での作業を推奨)